●編集者の仕事
編集者とは、書籍や雑誌など出版物を企画・制作する人です。その内容はスポーツ、音楽、ファッション、文芸、マンガなどあらゆるジャンルに及びます。現在は紙媒体だけでなく、Web(インターネット)のコンテンツを作る編集者も人気です。
まず、編集者がこんな本を作りたいという夢(企画)を描きます。その夢の実現のために、専門家であるライター(作家)やカメラマン、デザイナーたちの協力を得ます。場合によっては専門家の代わりに、編集者が記事を書いたり、撮影することもあります。
編集者は、最新の情報を収集する能力や企画力などはもちろんですが、チームで制作するため、仕事内容を説明したり、説得して企画を推し進めるコミュニケーション能力の高さや情熱、それを押し進める体力も必要です。
仕事を円滑に進めるためには人脈がものをいいます。ジャナ専の編集者養成科で学ぶことで、現場の第一線で活躍する講師や、将来仕事仲間となるであろう友人とのつながりができます。就職やアルバイトは学校で斡旋するだけでなく、講師からの紹介も少なくありません。
●編集者のやりがいと大変さ
自分が活かせる仕事です。企画という夢を実現できること、本の完成ごとに達成感が味わえること、カタチに残る仕事であることも魅力です。また、多くの人と出会い、魅力的な話が聴けることも編集の仕事の醍醐味でしょう。
そんな、知的な職業の代表ではありますが、実は気力・体力勝負である部分も多く、締切前は残業もしばしばです。スタッフの管理や進行の管理、トラブル処理や作家のサポートなど数え切れないほどの雑務に日々翻弄され、「忙しい」のがあたりまえの職業です。しかし多くの編集者は、どんなに忙しくても楽しんでいる部分があるし、辛さはどこかで快感に変わることを知っています。
苦労して作った本が書店の並んだとき、麻薬にも似た達成感があります。そしてまた新たなチャレンジを始めるのが編集者です。
●編集者になるには?
編集に必要な知識と技術を身につけるためには、ジャナ専の編集者養成科で学ぶことです。出版界への近道かもしれません。
音楽雑誌の編集者になりたい、スポーツライターになりたい、ファッションの本を作りたいなど、それぞれの興味分野があるでしょうが、まずは編集に必要な知識と技術を身に付けることが大切です。分野も限定せず、「興味のない分野だからこそ関わってみる」という姿勢が大切です。好きなことは自分でも学べるはずですから、あえて興味のない分野にこそチャレンジしてみましょう。編集の仕事は、幅広い知識が要求されます。
また、多くのスタッフと仕事をするので、相手の話をよく聴き、自分がやりたいことを相手に説明し、説得できるコミュニケーション能力も必要です。
●就職先
出版社ばかりが本を作っているわけではありません。「編集プロダクション=編プロ」と呼ばれる編集制作会社やフリーのスタッフに外注し、出版社は企画立案とスタッフの管理、予算の管理というプロデューサー的な仕事に徹している例も多いのです。
編プロの魅力は、純粋に本作りだけに集中できるのが良いところ。大手出版社と違って必ず編集の仕事に就けるし、編集制作のスキルやノウハウをダイレクトに学ぶことができます。専門分野に特化している編プロもあるので、自分が編集したい分野で仕事をするチャンスも多いのです。
当校の卒業生は、即戦力の人材としてたいへん高い評価を得ています。早くから職場を知るために、授業の中で出版社や編プロへ取材に行くチャンスも作ります。授業に差し支えない程度に、編集のアルバイトをする学生もいます。実力主義の業界なので、経験を積めば転職も比較的容易です。この業界は、関係者の紹介で採用が決まってしまう場合も多いので、在学中だけでなく卒業後も、ジャナ専の就職相談サービスは大いに利用してください。
●編集者に向いているタイプ
・何でも見てやろう、やってみようという好奇心が旺盛
・いつもおもしろいことを考えている
・人を喜ばせることが好き
・柔軟な発想力がある
・新しいモノや流行に敏感
・人には負けないという興味や知識、経験がある
・多くの人とひとつのモノを作っていく作業が好き
本を作ってみたいけど自信がないという人は、ジャナ専で2年間勉強することをおすすめします。
さあ、いっしょに編集者を目ざしましょう。編集の仕事はおもしろいですよ!
(編集者養成科学科主任 澤野久美子)